8/20SUN「教育サミット」
10:00 - 11:30
定員300名
配信あり
誰でも可

「未来の学校」をつくる地方公立校「早来学園」の挑戦と実際

堺大輔さん、井内聖さん、林 賢司さん、金子嘉宏さん、大熊雅士さん

「日本一の公教育のまち」というキャッチコピーを掲げ、日々新しい挑戦をしている安平町。2017年より町の第一優先政策に「子育て・教育」を据えて、教育環境を魅力的にするべく、様々な取り組みを行なってきました。

例えば、公私連携幼保連携型認定子ども園。町内に2つある子ども園が民営化され、数々の先進的な取り組みが実施されてきました。「コミュニティの核を為す」との想いから、園庭の遊具を地域住民と一緒に作ったり、「ホンモノとの出会い」を大切に考えた結果、園庭内でいつでも乗馬ができるようになっていたり。今や全国から視察の問い合わせが絶えません。

また、安平町は日本で初めて「日本型子どもにやさしいまちモデル」実践自治体として、ユニセフに認可されています。その影響もあり、随所で子どもの意見がまちづくりに反映されています。例えば、「危ないと感じる」という子どもたちのアンケート結果から、行政が動き、町道が廃道になったこともあります。

そんな流れの中、安平町の教育を魅力的にするには?という議論の積み重ねによって建設されたのが、義務教育学校「早来学園」です。

コンセプトは、「自分が”世界”と出会う場所」。

子どもたちにとっての図書室は地域住民にとっての図書館兼コミュニティスペースとしても活用されます。これにより、「昼休みにふらっと来た中学生が、地域の子どもと遊び、お母さんの話し相手になる」みたいなことが同時多発的に起こっています。また、ガラス張りのキッチン(調理室)やアトリエ(工作室)は、元来の授業での使用は勿論のこと、地域住民が活動するスペースとしても活用することができます。

これらを実現しているのがチームラボが提案した「ICT空間設計」と「スマートスクールシステム」です。

地方公立でなぜそんなことが実現できたのか?その全貌を当日語っていただきます。

また、実際に「早来学園」や「早来こども園」の視察ができるフォーラムが下記の通り行われます。
8/3(木)-8/4(金) あびら教育フォーラム
https://sites.google.com/foundingbase.jp/abiraedforum/

お時間合う方は実際に現場を見に行ってみてはいかがでしょうか。

登壇者

堺大輔チームラボ 取締役

1978年、札幌市出身。東京大学工学部機械情報工学科、東京大学大学院学際情報学府修了。大学では、ヒューマノイドロボットのウェアラブル遠隔操作システムついて研究。主に、ソリューションを担当。

井内聖安平町子育て・教育総合専門員、学校法人リズム学園学園長

公立中学校教員から幼児教育へ転身。幼稚園、保育園、子ども園の園長などを経て、2023年4月から総務省の地域プロジェクトマネージャーの制度を活用し、安平町教育委員会に勤務。新しく開校した義務教育学校安平町立早来学園の職員室で働き方改革や地域連携などに取り組む。(学園長との兼職兼業)官民連携、公私連携の視点から0歳から15歳までの一貫した教育とまちづくりを進めている。

林 賢司ファウンディングベース 共同代表

大学在学中に地方のオモシロさと可能性に惚れ込み、卒業後は独立してまちづくりに関わる。島根県津和野町のスーパー公務員との出会いから、「地方の衰退を止めるには”若者が戻る仕組み”を作ることが必要」と気づく。 変わり者が集まる飲み会で現パートナーの佐々木と出会い、「若者を期間限定で地方自治体の首長付にするプログラム」を思いつく。2014年2月、佐々木と共に株式会社FoundingBaseを設立し、共同代表取締役に就任。内閣府地域活性化伝道師。アショカ・フェロー。2018年、北海道安平町に地域おこし企業人として着任。
2019年10月、FoundingBase 代表取締役CCO(Chief Community Officer)に就任。

金子嘉宏東京学芸大学教育インキュベーションセンター長 教授

専門分野は社会心理学、教育支援協働学。一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構事務局長、一般社団法人STEAM Japan理事、一般社団法人教育支援人材認証協会理事、NPO法人東京学芸大こども未来研究所理事、日本教育支援協働学会理事を兼任。こども、教育関連の企業に勤めながら、「遊び」についての産学共同研究を数多く実践。現職にて、企業と大学、学校をつなぐ協働の推進、新しい「学びの場」の研究開発、普及に取り組んでいる。

大熊 雅士小金井市教育委員会教育長

小学校教員から、小金井市、江戸川区の指導主事になる。それから、都の統括指導主事、公立小学校の管理職にもなるが、東京学芸大学世田谷小学校の教員、そして、同大教職大学院の特命教授の道を選ぶ。その後、同大を退職し、自らカウンセリング研修センター学舎「ブレイブ」を立ち上げ、不登校等の子どもたちの居場所を小金井市に作る。その後現職。

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